授賞式参加のため一時帰国します。
12月14日の名取洋之助写真賞授賞式に参加するため、11月末より3週間ほど一時帰国します。
英国に来て5ヶ月、ほぼ身辺のことに追われて過ぎました。異国の地での暮らしは刺激的なことが多く面白い反面で、環境を一から作らなければならない作業に七転八倒しています。
日経ビジネスの依頼で英国の製造業を撮影した以外は、久しぶりに写真から離れた生活でした。何か撮らなければと思いつつ、また隣国のフランスでは難民キャンプの撤去があったりフォトフェスティバルがあったりと行きたいと思いながらも、生活を整えるために行動できずにもどかしい日々を過ごしています。
幸いにも、日本で撮影したストーリーが名取洋之助写真賞を受賞し、作品を発表するための準備や新聞社や雑誌から取材を受ける日々でした。
これを一つの節目のように感じつつ、これまでの自分の行いを省みて今後どうしていくべきかゆっくりと考える時間にもなってます。
フォトジャーナリズムにどれほどの可能性があるのか、日本での繋がりなくして活動はできないけれど、日本のジャーナリズムに君臨する巨大なマスコミとは異なる方法で活動していく道はあるのかどうか。
一時帰国の機会に、もう一つ日本でやっておきたかったテーマを撮影する準備も進めつつ、温泉に入れることを待ちわびてます。