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オランダで紛失したカメラリュックとパソポートが帰ってきた。


オランダに来て、2ヶ月が経った。

この2ヶ月は家探しから始まり、ビザの登録、事業登録、銀行口座の開設など細々したことが続いた。海外ならではの問題は様々起きているが、概ね良好に進んでいる。

これもイギリスでの2年間のお陰で、オランダの行政機関、銀行などの対応がイギリスに比べて素晴らしく親切なためだ。

イギリスでは何度も何度も煮え湯を飲まされ、悔しい思いをしたことか。日本からオランダに来た人が、日本の対応に比べてオランダを嫌になるケースがあるけれど、イギリスを経験して良かったと思う。

何より驚いたのは、バスの中でパスポートと銀行カードが入った愛用のカメラリュックを起き忘れたことだ。

一時滞在していたシェアハウスを出て、ようやく見つかった新居への移動中にそれは起きた。

バスから電車に乗り換えてリュックを背負っていないことに気付き、駅のバス会社窓口で事業を説明した。係のスタッフは無線でバスドライバーに連絡してくれたようだが、リュックはないとのこと。カメラを入れていないのが幸いだったが、大きなスーツケース2つに気を取られていけど、リュックを忘れていた自分が情けなく、またビザ申請のタイミングでパソポートをなくし、炎天の中で警察署で紛失届、大使館で再発行を行ないヘトヘトに疲れた。さすがに心が折れて、この時は日本に帰りたいことを妻に告げた。

一応、3日以内にバス会社のWebサイトに紛失物がアップされると言われたので、私はくまなくチェックした。しかし、ロンドンならば確実に返却はない。もちろんオランダも返ってこないと鼻から期待していなかった。

3日経ってもウェブサイトにアップされることはなかった。

諦めていたが、4日目あたり妻がサイトを見ていたらThink tankのカメラリュックが写っている。ハーグから届けられたカメラリュックは自分のものしかないと思い、すぐにiLostのサイトから連絡を取る。数回のやり取りの後に、「Great news」ということで私のものと承認されて、返却手続き。

その後、DHLから2、3日で家に届けられた。

リュックの中にはカメラはなかったものの、パスポートと銀行カード、Kindle、その他愛用の品々がそのまま残っていた。

イギリスだったら確実に無くなっていただろう。パスポートは再発行となったものの、全てが返ってきた時の喜びは何ものにも変えがたい。

オランダ社会に感謝した出来事だった。

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